MRA検査の見落とし 医療事故

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MRA検査の見落としで下半身が動かないことに

私の47才の妻は、盆過ぎから左目の奥に針で刺すような痛みがあると言い始めました。肩こりから来るかもしれないと思いマッサージにいくように勧めると、よっぽど痛かったのかすぐに行きました。

しかしその夜の9時過ぎに今度は頭が痛いと言い出したので救急車を呼んで隣町の救急指定病院へ行きました。妻は頭痛と吐き気、首の付け根を押さえつけられた感じがすると当直の内科の先生に言っていました。先生の処置は鎮痛剤の座薬だけで、特に検査はなくそのまま帰宅しました。妻はそれからも四日間頭痛が続き、左目が開きにくくなり、物が二重に見えると言い出しました。

翌日の夕方に妻は意識が無くなるというほどの頭痛を訴えたので、妻の実家から義母を呼んで妻の世話を頼みました。夜も痛みが続いたため病院に電話をすると、当直の脳神経外科医は処方された薬を飲むようにというだけでした。しかし薬を飲んでも妻の容体は改善せず、食事も食べていませんでした。予定通りに2日後、別の担当の先生に診てもらいました。するとその先生の診断は最初のA先生のものとは全く違って、MRA検査フィルムを見ると左内頸動脈後交通動脈分岐部付近に動脈瘤の可能性があるとのことでした。

すぐに3D-CT撮影での確認が開始されましたが、直後に全身痙攣を起こし、意識レベルが低下したとのことです。単純CT撮影でくも膜下出血が認められ、3D-CT撮影で動脈瘤が確認されました。術後の麻痺などが考えられる緊急開頭クリッピング手術が行われました。妻は両足が動かなくなり、高次脳機能障害になりました。最初のA先生のMRI、MRA検査結果のフィルムの見落としが医療事故になったことは明らかです。

2016/10/20

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