胃腸科病院の医師 医療事故

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公開説明会で個人情報を公にした胃腸科病院の医師

夫が飲みすぎて吐いたことがありました。吐いても吐いても、何も吐くものがなく胃液まで吐きました。そこに血液まで混じっていたの余り苦しむので救急依頼をしました。しかし、病院でしてくれたことは注射を打ってくれただけ…。出血までして救急車のなかでも吐き続けていたので入院だろうと思い、パジャマで救急車に乗せたのです。ところが救急病院かには「すぐお帰り下さい」と言われ、コートも持参せず私も慌てて救急車に乗ったので、コートも持参していませんでした。夜中の病院を追い出された時は、途方に暮れました。タクシーを捜したものの捕まらず、寒い中夫は震えていました。胃の方は注射で何とか落ち着いたようですが、凍死させそうでした。何とか駅前でタクシーを拾い、やっとの思いで家に戻りましたが、救急車に乗るときは予行演習しておかないといけないと自戒したことでした。

これには後日談があります。とりあえず、嘔吐は止ったわけですが、血まで混じった胃液を吐いたことで精密検査をする必要があり、とりあえず、夫は一番近い胃腸専門病院にかかることになりました。精密検査で胃カメラまで飲んで出た診断は「胃部びらん」ということでそう深刻な病気ではなさそうでした。ところが、この医院は、患者に詳細な説明をするということで患者たちを4〜5名位を集めて、患者たちの疾病映像をスライドで説明をしていったそうです。そこで、医師は検査をした患者の患部X線画像をスライドで紹介し、その画像の詳細を語り始めたのでした。しかし、それは本来個人情報です。夫はその時まだ若く胃の幽門は「きれいで健康な幽門だ」と皆の前で言われたとか…。それでも、一度として「疾病患部を他の患者たちの前で公開する旨の相談されたこともなければ、許可した記憶もない」と夫は言っていました。

その現場には、偶然にも私の知り合いの女性が出席していました。当時、四十代後半位でしたが、大層傷ついたと何かの折に私に話してくれました。というのは、その女性は皆の前で「この胃部幽門は崩れていて修復しようもない!」と画像を示して言われたというのです。「恥ずかしくて仕方なかった」と女性は私に述懐していました。女性は胃もたれとか胸焼けで苦しんでいました。体も細い女性で顔色も青いのでおそらく食も細く、胃腸が弱いのは生まれつきなのでしょう。いくら中年になっていても、女性は女性です。誰も好きでそんな胃の幽門になったわけでもないでしょう。医院側としては、患者に情報を公開して今後の治療に役立ててほしいという親心なのでしょうが、もう少しデリカシィを持っていただきたく思ったものでした。

第一、患者のX線映像も個人情報と言えるのでしょうから、簡単に公開すべきものではないのでしょう。多分、公開などをしていいものではなかったと予測します。法律として、これはどう考えたらいいのか専門家ではないので分かりませんが、患者としての権利もあるのだと思えます。こうした場合、法律的には名誉毀損なども適応できれるのかもしれません。(ただ、弁護士さんに相談すべき大きな事案でもないのでしょう。)とはいえ、その医師が長年のかかりつけ医である場合、なかなか強く主張しにくい部分もあるかもしれません。医師への苦情とか医療事故が表面化しにくいのは、いろいろ個別の事情があるように思えます。

2016/10/7

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