気道確保の処置ミス 医療事故

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のどの医療事故について

ひと月前の夕方、71才の父が「のどが痛い」と訴えました。自宅すぐの病院へ行き抗生物質の点滴をうけましたが、回復せずすぐに総合病院の救急外来に行きました。当直医が耳鼻咽喉科だったので、すぐに診察が始まり、声帯の上に浮腫状の膨張があるということで急性喉頭蓋炎と診断され、緊急入院となりました。入院時の体温は37.5度と高い熱を出していました。ステロイド剤と抗生物質の点滴投与が行われ、酸素飽和度モニターが装着されました。

午後9時半ごろ体温が39度まで上がり、のどの痛みを訴えたために看護婦さんを呼びましたが、酸素飽和度の数値を見ただけで医師を呼ぶことはありませんでした。午後10時過ぎに点滴が終わり、そのころには痛みを訴えることなく寝てしまいました。午後10時半ころ急に激しい咳をしだして、痰を出そうとし始めたので看護師さんを呼びました。看護師さんは父の背中をさすりながらほかの看護師の応援を頼み、酸素投与と吸引の準備をするように指示していました。応援の看護師が到着したときには酸素飽和度が60%を切っていました。看護師は慌てて医師を呼びに行き、午後10時半に医師が来ましたが、父の意識もなく、体も動かない状態になっていました。

医師は気管内へ管を入れることができず、次にトラヘルパーという器具を使いましたが駄目でした。そのあと気管に直接注射針を刺し、気道確保をしてもう一度トラヘルパーを挿入して気管を切開し、チューブを通しての酸素投与が行われましたが、父の呼吸は戻りませんでした。心臓マッサージが行われましたが翌日の午前1時23分に死亡が確認されました。急性喉頭蓋炎では、喉頭蓋が急激に腫れるため、気道をふさぎ、腫れがひどい状態に窒息に至る危険性を知ったのはその後でした。午後9時半ごろ体温が上がり、咳がひどくなった時に急激にのどが腫れたと思われ、その際に気道確保の処置をしなかった病院側の対応に不備があり医療事故であることは明らかなので、現在弁護士と訴訟を協議中です。

2016/1/22

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